デリケートゾーンのケア、してますか?

下着をおろしたら、なんだか嫌なニオイがする…。
ときどき、陰部が痒くてたまらなくなる…。
そんな経験はありませんか?
実は、女性の9割近くがデリケートゾーンに関する悩みを抱えていると言われています。
最近、フェムケアやデリケートゾーンケアという言葉が目立つようになってきました。
フェムケアとは、「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」をかけあわせた用語で、女性の体や健康のケアをすることを指します。
デリケートゾーンのケアはそのうちのひとつ。
今まではなかなか人には言えなかったけれど、インターネットで顔の見えない状況なら相談しやすい!といった理由から、徐々に広がってきており、今やデリケートゾーンのケアは女性の嗜み(たしなみ)と言っても過言ではないかもしれません。

なぜ、デリケートゾーンのケアが必要なの?

デリケートゾーンの中でも、特に外陰部から膣の皮膚は唇よりも薄いということはご存じでしょうか。
特に膣内は粘膜なので外敵の侵入を防ぐために粘液を分泌しており、「潤い」が必要です。

デリケートゾーンに関する悩みで多くの割合を占めるのが「かゆみ」と「ニオイ」ですが、
膣内が乾燥して粘液分泌量が少なくなると、免疫力が低下し、雑菌が繁殖して悪臭がしたり、かぶれを起こしたり、クラミジアなどの性感染症のリスクが上昇したりします。

そしてそれを放っておくと、最悪の場合、不妊の原因にもなりうるのです。

乾燥する原因は、入浴時の洗いすぎやトイレでの拭きすぎ、間違ったケアなど。
そのため、デリケートゾーンは専用のもので優しくケアすることが大切です。

みんなはどんな製品を使っているの?製品選びのポイントは?

性器の皮膚は非常に薄いことは既に述べましたが、「皮膚が薄い」ということは触れたものが吸収されやすいということです。
皮膚の吸収しやすさを『経皮吸収率』で表しますが、腕の内側を1とした場合、性器はなんとその約42倍!

そのため製品選びがとても重要です。
専用ソープやオイルが多数販売されていますが、少なくとも強い成分や刺激になるような化学物質が入っていない製品を選ぶといいでしょう。

膣内フローラが腸内フローラと繋がっている!?

意外だと思われるかもしれませんが、デリケートゾーンのケアは外側からだけ、ということはありません。

膣の中にいる常在菌は、実は腸内フローラと密接な関係があることがわかっています。
そのため、腸内環境を良くすることで膣内環境も良くなり、デリケートゾーンにも良い影響をもたらします。

腸内環境を良くするのは、食物繊維が豊富な食べ物や発酵食品。
逆に悪化させるのは、砂糖や人工甘味料がたっぷりのスイーツやスナック菓子、あとは加工食品などです。

いくら良いケア製品を使っていても、なかなか膣内環境が良くならないという人は、腸内環境が悪い可能性があります。
ご自身の食生活を見直してみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

みんなが気になっているデリケートゾーン。
ケアの目的は、自分のため、パートナーのためなど色々だと思いますが、品質のしっかりした専用製品を選んで外側からケア、そして食生活を整えて内側からケアをすることで、スッキリ快適に過ごしましょうね!