今回の ”with FemTech Voice” では、使い捨てナプキン歴10年のはちーさんが月経カップへ切り替えた理由について
月経カップ利用者にしか語れない実際のvoiceをご紹介します!
Index
- 月経カップを使うまでの経緯
- 月経カップを使ってみた感想
- 使用前と使用後の変化
- こんな人にはオススメ
- こんな人にはオススメできないかも
月経カップを使うまでの経緯
私は、はじめて生理がきた小学校5年生から大学3年生まで、母が最初に買ってきてくれたナプキンを使い続けてきました。
当時、月経カップの存在は知っていましたが、生理用品といえばナプキンが主流で、わざわざ変えるほどのメリットがないかなぁ?と思い、
深く考えず、気づけばナプキン歴10年でした。
月経カップを使い始めたのは大学3年生の秋頃です。
フェムテックに興味がある友人に誘われ「FemTechTokyo」というイベントに行った時、
月経カップのブースで使い方やメリット、サイズの選び方など親身に教えてもらい、月経カップに興味をもったのがきっかけです。
その後、ネットで色々な月経カップを調べたり比較をして、「メルーナソフト」を購入しました。
▼はちーさんが購入した月経カップ「メルーナ」のイベント写真
月経カップを使ってみた感想
長期的にみてコスパがいい
月経カップは、3000円〜5000円代のものが多くて、ナプキンに比べて値段が高いけれど、1つの製品を繰り返し使えることを考えると、
長期的にみてコスパがいいと思う!
ちなみに、私が購入した月経カップは、3,960円(2022年10月時点)でした。
2ヶ月くらいで300円/袋のナプキン使い切るので2年くらい使えばも元がとれる計算になりました!
経血が膣から流れ出るときに感じるドっとする感覚がない
授業終わりに立ち上がると血がドッとでるあの感覚がすごく苦手でしたが、今は感じることがほとんどないです。
月経カップは、膣の中で血を受け止めてそこに血が溜まっていくので、身体の外に血が流れない仕組みになっているから、
血がドッとでる感覚を感じることがないみたいです(FemTechTokyoのイベントで教えてもらいました)
ナプキンを取り換えるときのビリビリ音がなくなる
学校のトイレでナプキンを取り換えるとき、パッケージを開ける音とサニタリーボックスの音が周りに聞こえないように必死だったけれど、
今は何も気にしないから気持ちが楽ちん。
慣れるまで時間がかかる
実は、初めて月経カップを使用した日は月経カップを挿入するのに15分くらい格闘しました。
めっちゃ痛いし、入らないし、入った!と思っても中でシリコンが開らいてくらないし、取り出すのも痛いし最悪。と思っていました。
でも、2日目、3日目になるとだんだん慣れてきて、その生理期間が終わる頃には、痛みを伴わずに使用できるようになりました。
今は、使いはじめて半年以上経ちますが、全く痛みもなく、スっと!出し入れできます。
▼はちーさんが、月経カップ挿入時に参考にしていた動画
外出先での交換が面倒くさい
外出している時に、月経カップを取り出す→経血を捨てる→洗って挿入、というのが、少し面倒くさいときもありました。
特に外出先では、月経カップを洗える水道がない。
日本の公共のトイレだと、個室内に、水道が付いていることがないので、月経カップ洗うときだけは多目的トイレを使ったりしています。
使用前と使用後の変化
環境にもお財布にも優しいとかいろいろあるかもしれないけれど、月経カップを使う前の生活に比べて、
生理中のいろいろなストレスから解放されたことが本当にうれしい! 私は、月経カップを使用する前まで、
生理期間って辛いもの、我慢するもの。だと思っていましたが、
そういったストレスの多くは、生理用品を変えることで逃れることのできる辛さであることに気づけました。
月経カップをはじめて使ったときは、本当に驚きましたし、ああもうあの苦痛を感じなくていいんだ!ってすごく嬉しかったし、
今も快適に過ごせています
こんな人にはオススメかも
生理中のストレスで悩んでいる人
生理痛がなくくなるわけでもないし、PMSがなくなるわけでもないけれど、
生理中のストレスって、無意識の小さなストレスの積み重ねだと個人的には思っています。
意外とそのストレスは、生理用品が原因な場合もあると思うので、使う製品をかえることで、その一つ一つに気がつけるかも??
案外そのストレスって回避できるものなんだって気付けるいい機会にもなるはず!
こんな人にはオススメできないかも
身体の中にモノを挿入することに抵抗がある人
月経カップは、医療用シリコンとは言え身体の中にモノを入れて過ごしたくない。
という方にはあまりオススメしません。